消防・防災のススメ
災害に備えて
自然災害は、いつどこで発生するか分かりません。災害被害を最小限におさえるため、日頃から家庭内の話し合いや備蓄食料の確保など、事態が起こってからではなく、余裕のある日常から、その対策について考えていくよう心がけましょう。
風水害
台風や大雨などの風水害は、あらかじめ天気予報などで予測が可能ですので、これらの予報には十分注意し、また、雨量、警報等の情報には常に注意をすることが大切です。予報や防災情報を軽く考えず、常に最悪の状況を想定して余裕を持って行動しましょう。
土砂災害
土砂災害には、主としてがけ崩れ、地すべり、土石流があります。大雨によって山やがけの地盤がやわらかくなったり、川の水が急に増水したときは危険です。一般的に土砂災害は以下のような「前ぶれ」があるといわれています。 長雨や豪雨のときや、前兆現象が見られるときは速やかに避難しましょう。
このような時は早めに避難を!
- 立木の裂ける音や川をゴロゴロと石が流れる音が聞こえる。
- 雨が降り続いているのに川の水位が下がる。
- 川の水が急に濁ったり、流木が混ざり始める。
- 斜面にひび割れができる。
- 沢や井戸の水が濁る。
- 斜面から水が急に湧き出す。
- 斜面から小石がパラパラ落ちてくる。
地震
家庭の防災会議
大地震のときなど家族があわてず行動できるように、ふだんから次のようなことを話し合い、それぞれの分担を決めておきましょう。
- 家の中でどこが一番安全か。
- 救急医療品や火気などの点検。
- 幼児や老人などの避難は誰が責任を持つのか。
- 避難場所、避難路はどこにあるか避難するとき誰が何を持ち出すか。
- 非常持ち出し袋はどこに置くか。
- 家族間の連絡方法と最終的に落ち合う場所はどこにするか。
- 昼の場合、夜の場合の家族みんなの分担をはっきり決めておく。
家の補強
柱、土台や屋根瓦などを点検し、老朽化しているものについては補強をしておきましょう。
ブロック塀、石塀の補強
地震により倒壊するブロック塀、石塀は、基準どおりの鉄筋が入っていないとか転倒防止の控壁を設けていないなどの施工上の欠陥によるものが多いので、もう一度家の壁を点検しておきましょう。
家具の転倒、落下防止
家具は、止め金具などで固定しておきましょう。特に、就寝場所にある家具についは、十分な対策を行いましょう。
消火器などの備え
「いざというとき」のために消火器や消火用水のほか、消火に役立つものをふだんから用意し、備えておきましょう。
非常持出品の準備
避難場所での生活に最低限必要な準備をし、また、負傷したときに応急手当ができるように準備をしておきましょう。
[地震]もしもの時は
1.まず落ち着いて身の安全確保をする
- 机やテーブルに身をかくすゆれを感じたら、まず丈夫な机やテーブルなどの下に身をかくしましょう。
- 座布団などが身近にあれば、頭部を保護しましょう。
- 非常脱出口の確保ゆれを感じたら、玄関などの扉を開けて非常脱出口を確保しましょう。
- あわてて外へ飛び出さず周囲の安全を確保しましょう。
大ゆれは1分程度でおさまるので、周囲の状況をよく確かめ、あわてて外へ飛び出すことなく落ち着いて行動しましょう。
2.あわてず冷静に火災を防ぐ
- すばやく火の始末を使用中のガス器具、ストーブなどは、すばやく火を消しましょう。
- ガス器具は、元栓を閉め、電気器具はコンセントを抜きましょう。
3.避難
- 避難は徒歩で、荷物は最小限に。(避難するときは、必ず徒歩で避難しましょう。)
- 服装は、活動しやすい服装にしましょう。
- 役場からの情報に十分注意し、自分で判断しましょう。
- 携帯品は、必要品のみにして、背負うようにしましょう。
- 山崩れ、がけ崩れに注意山ぎわや急傾斜地では、地盤がゆるみ、山崩れやがけ崩れがおこりやすいので、役場からの情報に十分注意し、自分ですばやく決断し非難しましょう
4.正しい情報の入手を
- テレビ、ラジオなどの報道に注意してデマに惑わされないようにしましょう。
- 役場、消防署、警察署などからの情報には、たえず注意しましょう。
- 不要、不急な電話は、かけないようにしましょう。特に消防署等に対する災害状況の問い合わせは、消防活動に支障をきたすのでやめましょう。
5.協力し合って救出活動を
建物の倒壊や落下物などの下敷きになった人がいたら、地域のみんなが協力しあって、十分な安全を図りながら救出活動をしましょう。
6.協力し合って応急救護を
軽いケガなどの処置は、みんながお互いに協力しあって応急救護しましょう。
7.自動車の運転は
- 道路の左側か空き地に停車し、エンジンを止めましょう。
- カーラジオ等で情報の入手に努めましょう。
- 警察官などが交通整理を行っている場合は、その指示に従いましょう。
- 避難するときは、キーをつけたまま徒歩で避難しましょう。
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更新日:2024年06月12日