産業・農林商工

ページ番号: 146

更新日:2023年11月17日

上北山村商工会

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上北山村の林業について

現状と課題/林業施策

本村は奈良県の東南部に位置し、東は三重県南牟婁郡に、西は八剣山を中心として南北に連なる大峰山脈をもって天川村・五条市大塔町・十津川村に、南は下北山村に、北は伯母峰をもって川上村に接しており、四方を山々に囲まれた山村地域です。山地の間を南流する北山川に沿って集落が点在しています。総面積27,405ヘクタールに対し、森林面積は25,768ヘクタールで総面積の97%を森林が占めています。

民有林面積は24,422ヘクタールで、そのうち杉・檜を主体とした人工林の面積は9,567ヘクタール、人工林率は39%で、大台ケ原、大峯山脈を中心に天然林が広がるため奈良県南部、東部の市町村の中では最も人口林率は低くなっています。
本村の森林形態は地域住民の生活に密着した里山から林業生産活動が積極的に実施されるべき人工林帯、更には大径木の広葉樹が林立する天然林まで多様な林分構成になっています。

昨今、人工林については、地球温暖化防止対策に伴う森林整備が進められ、天然林は大台ケ原や世界遺産登録された大峰奥駈道を中心に環境保全の観点から植生保護が進められています。本村の場合も吉野郡の他の地域に違わず、昔から杉、檜の造林が盛んに行われており、齢級構成も高く、伐期を迎える林分も多くありますが、木材価格の低迷から所有者の山離れや長伐期化が進展しており、放置森林や手入れの遅れた森林が増加して来ています。かつては林業で栄えた本村も、近年は林業の構造不況に直面して、基幹産業の衰退とともに活力を失って久しく、村域の97%が山林の本村では林業そのものの振興が地域再生のためには不可欠と言えます。切り捨ての間伐から利用間伐にシフトすることによって林業生産を通じ適切な森林整備を図るとともに、木材の有効活用の観点から計画的な伐採を推進することが重要といえます。

(左)まっすぐに伸びた杉の林に光が差し込んでいる風景を下から見上げるように写した写真  (右)青々とした葉が茂り、大きく伸びた杉の林の間から青空が広がる様子を下から見上げるように写した風景写真
間伐作業の詳細
主な目的

事業名

補助

補助率

対象事業

間伐率

備考

詳細
間伐・
作業路等

造林補助事業

国/県

7割程度

間伐等

20~30%

各種制限あり

 
間伐・
作業路等

緑の産業再生プロジェクト

10割

間伐等

30%

各種制限あり

 
間伐・
作業路等

美しい森林づくり基盤整備事業

5割

間伐・作業路等

20~30%

齢級制限なし

詳細は下記ファイルをご覧ください。
美しい森林づくり基盤整備事業について資料1(PDFファイル:112KB)
間伐

奈良県森林環境保全緊急間伐事業

10割

間伐

40%

各種制限あり

詳細は下記ファイルをご覧ください。
美しい森林づくり基盤整備事業について資料2(PDFファイル:118.4KB)
間伐等の
事前事業

森林整備地域活動支援交付金事業

国/県/

定額

歩道、作業路整備(新設不可)・境界明確化

 

事業後~2年内には間伐

詳細は下記ファイルをご覧ください。
美しい森林づくり基盤整備事業について資料4(PDFファイル:114.7KB)

この他にも、花粉症対策の事業や機械購入・リース料補助等の事業もあります。また、新規の事業が創設されることもあります。「こんな補助はないかなぁ。」と思われたら、上北山村役場建設産業課林業係、吉野きたやま森林組合(07468-6-0311)までご相談下さい。

吉野きたやま森林組合ホームページ

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上北山村森林整備計画

この記事に関するお問い合わせ先

企画政策課
〒639-3701 奈良県吉野郡上北山村大字河合330番地
電話番号:07468-2-0002
ファックス:07468-3-0265
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